エジプト(2)
この日は朝3時(早っ)ホテル発で、国内線でルクソールへ。
空港待合室にて。まだあたりは真っ暗でございます。。。 にしても観光客多いわ〜。主にヨーロッパ圏と思われる人が多し。ヨーロッパからエジプトは近いもんね。 国内線の空港はあまりに混雑していて、エージェントの人がいっしょでなかったらどこがチェックインカウンターなのかわからないくらい! 国内線は早朝発に集中しているため、みなさんこれに乗るようです。
みんな朝が早くてホテルでは朝食を食べられないため、ホテルのランチボックスを持ってきてこういった待合室で食べるのね。このボックスは結構量が多いので食べ切れなくて皆あまりをその辺りに置いていくんだけど、それを空港の従業員がちゃっかり集めてもっていくのをみました。彼らの食事にするんだろうね。ちょっと貧富の差を垣間見た気がしました。
ルクソールはナイル川を挟んで西岸と東岸があります。ルクソールは昔「テーベ」と言われエジプトの首都だったので、ルクソールには神殿、葬祭殿、墳墓が遺跡となって残されています。 そして、東岸には町 (ホテルや駅) としての機能が集中し西岸に多くの遺跡が残ってます。 ナイル川にはクルーズの船がずら〜っと並んでいました。時間があったらこういう船での観光もいいなぁ。
まずは西岸の「王家の谷」。周りが全部岩山の谷間に、歴代の王様数十個の墓があります。 あまりに壮大な景色で普通のカメラではうまく撮れないです。
そして暑い! 昨日のピラミッド周辺も暑かったけどそれよりもルクソールのほうが断然暑い!! 持っていった水筒大活躍!!(ペットボトルだと水がすぐぬるくなってまずい) 車でいくとはいえ駐車場からはかなり歩くし、遺跡そのものが大きいからかもしれません。
これは金ぴかのマスクで有名なツタンカーメンの墓。別料金のため中には入りませんでしたが、結構小さいお墓です。 彼は18歳ぐらいで亡くなったためお墓も小さいのだとか。 埋蔵品などはすべてエジプト考古学博物館に納められていますが、ツタンカーメンのミイラはまだここに眠っているのだそうです。
王家の谷では公開されている3つの墓を見学。特にラムセス2世の墓は、部屋数も多いし、壁の絵が見事!
「ハトシェプスト女王葬祭殿」 エジプト最初の女王で、他国との交流を積極的に行ったなかなかヤリ手の女王らしい。
かなり引かないと全体像が収まらないため小さくみえますが、これもかなり大きいです。 現代建築といっても通るほどモダーンですよね。
左隅に写っているのが今回のガイドさんです。カイロ大学で日本語を勉強したのですって。
昼食のあとは東岸観光。
まずはルクソール神殿。 この神殿、観光バスがガンガン通る大通りのすぐ側に建っております。日本の観光地ではありえないそのあたりがまずすごいよ〜、さすがエジプト。
これはみなさんどこかでみたことあるよね? 「オベリクス」です。神様の象徴。(土産物にもこれいっぱいあったなぁ) ルクソール神殿のオベリクスは本当は2体あったのですが、1体はモハメッド・アリ王によってナポレオンに寄贈されたそうで、現在はパリのコンコルド広場にあるとか。まぁ太っ腹(笑)パリで見たことある人いるかもね。
巨大な石柱群。 壊れているところも多々あり、これらはDC?年かの大地震で崩壊したものだそうです。 全部揃って建っていた古代の頃にタイムマシーンで戻ってみてみたいわ。
ここから約3キロ離れたカルナック神殿とルクソール神殿とは元はつながっていたのだそうで、その通路の両脇には小さなスフィンクスの像が並んでいます。(現在は40mほどしか残っていませんが)
次はカルナック神殿。
有名な134本の大列柱。
上ばかり見上げていて首が痛くなったよ・・(苦笑)
カルナック神殿のオベリスクは2本。 左は「トトメス1世」のオベリスク、もう1本は「ハトシェプスト女王」のオベリスク。「ハトシェプスト女王」のオベリスクはもう一本倒れているのもありました。
さきほどのルクソール神殿からの通路の続きのスフィンクス達。 そして変な格好で真似しているのはウチの息子。。
この日は夜行寝台列車でカイロに戻りました。ハードスケジュールと暑いのと寝不足で最後あたりはかなりくたくた。。。 どこのツアーもほぼ同じような観光コースらしく、同じ顔ぶれによく会いましたよ。