シンガポール交通事情(1)−バス−

シンガポールは非常に狭い国ですが、交通に関しては非常に便利に造られています。我々庶民が利用する交通手段は、タクシー、バス、MRT、が主流でしょうか。順々紹介していきたいと思います。

まずはバス編〜。

日本では考えられないくらいバス網は細かく、まさに庶民の足、といった感じです。会社はSBSSMRTの2社で運営されています。

バスはすべて1〜3桁のバス番号で管理されています。(日本のように「○○行き」という明確な表示はバス自体には書いてないのです!) なので、いきたい場所へのバスが何番になるかはあらかじめ調べておく必要があります。まぁそういった情報は、インターネットや市販のガイドで簡単に入手できますが。

1つのバス停にはいくつもの番号のバスが停車します。で、目的の番号バスが近づいてきたら、手を挙げて乗車する意志を伝える必要があります。 日本のようにバス停に人が立っていれば自動的に停まってくれるわけではないので、バス停では来るバスを監視していないといけません(本なぞよんでいては見逃しますヨ!)
降りる場合はボタンを押して降車の意志を伝えることは日本と同じですが、車内でのバス停のアナウンスが一切ないため、降りるバス停が近づいたかどうかは自分でしっかり見ていないといけません(最初はこれがかなり緊張します!)。



注意すべきこととしては

  • バス停が多いエリアでは、隣のバス停に同じ(番号の)バスが停まるとは限らない(ので逃したからといってあわてて走っても無駄)
  • シンガポールは一方通行が多いので、行きと帰りのバス停はすごく離れている場合がままある
  • 時刻表がないので、バス停で待つことは覚悟しておく必要がある

といったことでしょうか。。。。


料金ですが、大抵のシンガポール居住者は「ezLink」というチャージ形式のカードで払います。(現金払いもありますが、こちらの方が料金が割高なのです) カードは磁気制で、読み取りの機械にタッチさせると自動的に支払われます。日本でのJRのsuikaを思い浮かべていただければよいでしょうか。 降りる時には再びこの機械にタッチさせます。 料金体系は距離に応じて高くなるように設定されています。とはいっても初乗り65セント(50円弱)なので、非常に安いですね。 まさに庶民の足!です。
子供(12歳まで)は距離無関係の一律料金。現金払いで55セント(40円くらい)でどこまででも乗れます。シンガポール国民だと、学生や年長者には特別なezLinkカードが支給されて、それを使うと更に安い料金で乗れるようです。

シンガポールにきた当初は経路が複雑とあってなかなかバスは乗れなかったのですが、慣れてきた最近ではお世話になりっぱなしです。何せ安いしね〜〜! 2階立てのバスも時々あるので、あまり急ぎでないときはこの2階に座ってゆったりバスで移動する、というのもなかなかよいもんです。
ちなみにバスの運転手さんには女性ドライバーも多いですよ〜!