シンガポール交通事情(2)−MRT−

MRTは東京の地下鉄にあたります。 といっても東京ほど複雑ではなく、現在のところNorthEastLine,NorthSouthLine,EastWestLine,の3本の路線のみです。(そういえば名前も東京のと似てますね)  現在建設中の路線もあり(いつ竣工するのかは知りませんが)、山手線のように環状型になるものもあるようです。

駅名は様々ですが、すべての駅には駅番号?が付いています。EastWestLineだとEW1,EW2,,,といった具合に。って確か東京の地下鉄もリフレッシュした際にそのような名前が付きましたっけ。

乗車・降車はすべて自動改札。 バスと同じezLinkカードが使用できます。現金で切符も買えますが、ezLinkカードのほうがかなりお得になるシステムになっています。 改札でezLinkカードを読み取り部分にかざすと改札のドアが開き、カードにチャージされているお金から乗車料金が引かれます。 料金はバス同様かなり安いですが(初乗り1ドルくらい?)、多少バスより高めと思われます。


ちょっと話はそれますが、このezLinkカードに代表されるようなCharge形式のカードはこちらでは「キャッシュカード」と呼ばれています。で、銀行のカード(日本でキャッシュカードと呼ばれているもの)は「ATMカード」というのです。で、さらに、そのキャッシュカードにお金をチャージすることを「Top-Up」(トップアップ)するといい、コンビニや駐車場の出入口にはTop-Up用のマシンが設置されています。(駐車場の料金も大抵キャッシュカードにて支払うため) シンガポール特有の単語なのか英語圏共通なのかわかりませんが(多分後者だとは思いますが)最初の頃は随分戸惑いましたよ。。



話を戻しまして、電車は東京の地下鉄でも新しい路線にみられるように、ホームと電車の両方にドアがあるシステムになっています。 電車の中はほぼ東京の地下鉄と同じですが、多少違う点は、座席の数が少なめなのと、通路のど真ん中につかまるためのポールが立っていることでしょうか。 バスと違って駅の名前を呼ぶアナウンスはちゃんと流されます。

ちょっと不便に感じるのは電車の本数が少ないこと。バス同様時刻表というものはなく、10分に1本ぐらいの間隔ぐらいで電車がきます。これではピーク時はかなり混むんだろうなあ。。(乗ったことはないのですが) あと、スピードが遅く、思いのほか時間がかかる気がします。 まぁそういった点を除けば、車内はクリーンですし、安全なので大変便利な交通機関といえます。 (テロに注意しましょう!系の映像が常時ホームで映されているのがなんだか気になりますが)

ちなみに、シンガポールの国際空港(チャンギ国際空港)からシティの中心までこのMRTで一本で行くことができます。時間は30分ぐらいでしょうか。成田空港から東京駅までの移動時間を考えると信じられないくらい近いですよね。